最近のアニメはつまらない?考えられる理由とぜひ見てほしいおすすめ作品を紹介

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最近のアニメはつまらない…
と思ったのは、自分が大人になっただけなのか、それとも本当に最近のアニメはつまらなくなったのか…。
引用:知恵袋

近年、SNSや知恵袋などでも「最近のアニメがつまらない」「昔の方が面白かった」と感じる声が増えています。確かに、作品数は過去最多を更新し、作画クオリティも格段に上がりました。

それでも“何かが足りない”と感じるのはなぜでしょうか。

この記事では、最近のアニメが“つまらない”と感じる理由をおさらいしつつ、“おもしろい”アニメ作品を解説します。後半では、ぜひ見てほしいおすすめ作品をまとめていますので、参考にしてみてください。

目次

最近のアニメが“つまらない”と感じる主な理由

最近のアニメがつまらないと感じるのは、以下の3つの要素によるものと考えられます。

  • 異世界もの・転生ものなど、ストーリーを想像できてしまう
  • 既存作品の「使い古された設定」が多い
  • アニメの視聴行動が変化した

異世界もの・転生ものなど、ストーリーを想像できてしまう

異世界・転生ものは、今やアニメの人気ジャンルですが、構成があまりに似ています。主人公が異世界で特殊能力を得て無双するような展開は数え切れないほど繰り返されており、「またこのパターンか」と感じる人も多いのではないでしょうか。

確かに、日常から離れた世界で活躍する爽快感はありますが、成長や葛藤といった“物語の深み”が省略されがちです。筆者もそうですが、ストーリーを重視する人にとって、「失敗や喪失を経て立ち上がる」ような人間的なドラマが薄い作品はあまり刺さりません。

かつては『鋼の錬金術師』『コードギアス』など、壮大な世界観の中に人間の矛盾や苦悩のような“痛み”が描かれていました。今の作品はその“痛み”が少なく、安心して観られる反面、心を刺すような体験が減っていることで、“飽き”につながっているのではないでしょうか。

以下の記事では、「転生ものにうんざりしている」方向けに、おすすめの作品ジャンルを提案しています。視聴する作品に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

内部リンク:「転生もの うんざり」

既存作品の「使い古された設定」が多い

新作であっても“どこかで見たような構成や設定”が多いことで、「つまらない」と感じることがあるでしょう。たとえば『呪術廻戦』を観て「なんとなく『青の祓魔師』に似ている」と感じた人もいるのではないでしょうか。

「学園×バトル×悪霊退治」という骨格構造や、主人公の立ち位置、仲間との成長ドラマなど…。作品ごとに差はあれど、要素の並びが似通っているのです。

これは決して作品の質が低いという意味ではなく、“成功体験の再利用”が業界全体で起きているということです。視聴者層が広がり、企画が安全志向になる中で、ヒット作の文法を踏襲する流れが加速しています。

その結果、「構成も雰囲気も前に見たことある」「これ人気だけど、オマージュだよね?」という感情が生まれるのかと思います。つまり、“新しい作品”ではなく“よくできた焼き直し”に見えてしまうわけです。

この“真新しさの欠如”こそ、近年多くの視聴者が抱く「アニメがつまらない」という感覚につながっていると思います。

アニメの視聴行動が変化した

アニメが“つまらない”と感じられる背景には、視聴環境の変化も大きく影響しています。近年はVOD(動画配信サービス)の普及により、いつでもどこでもアニメを視聴できるようになりました。

その結果、放送日にテレビの前で待つような“特別な時間”が失われ、気軽に観られる一方で、作品に対する集中度や没入感が薄れています。

また、配信プラットフォームでは次々と新作がリコメンドされ、「面白かったから次も観よう」というより、次の作品を探す習慣が中心になりがちです。

1クール完結のテンポの速さも相まって、アニメが“味わうもの”から“消費するもの”へと変化しているのではないでしょうか。かつては1話1話を深読みしながら感想を語り合っていた体験が、今では「とりあえず流し見して次へ」というスタイルに置き換わっています。

VOD時代の快適さの裏で、アニメを“待つ時間”や“心が動く瞬間”が失われたことが、「最近のアニメがつまらない」という感覚の根底にあるのかもしれません。

「最近のアニメがつまらない」なら、平成アニメを視聴するのもひとつ

最近のアニメをつまらないと思うなら、平成アニメを視聴するのもおすすめです。最近のアニメで“何か物足りない”と感じるのは、物語が持つ根本的な魅力―「世界観」・「キャラクター」・「感情の起伏」―が薄れているからかもしれません。

一方で、平成アニメにはこの3要素がしっかりと息づいていました。

平成アニメは、『鋼の錬金術師』や『コードギアス』のように、作り込まれた世界観の中で人間の葛藤が描かれ、キャラクターが信念や矛盾を抱えながら成長していく作品が人気でした。1話ごとに感情の山があり、視聴後に“余韻”が残る構成が多かったです。

それらの作品は、テンプレ化やスピード重視とは対極にある“体験としての物語”を提供していました。だからこそ、最近のアニメに飽きを感じた人ほど、平成アニメを振り返ってみてください。

【厳選5選】令和アニメにはない魅力が詰まったおすすめの平成アニメ作品

ここでは、令和アニメにはない魅力が詰まった平成アニメ作品を紹介します。特におすすめするのは、以下5作品です。

  • ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン
  • コードギアス 反逆のルルーシュ
  • 鋼の錬金術師
  • あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
  • Angel Beats!

どの作品も、令和アニメに比べて「キャラクターの心情」「人間関係」「1話ごとの起伏」が丁寧に描かれています。テンプレ的な展開では味わえない、“深い物語”を楽しめるはずです。

内部リンク:「平成アニメ 懐かしい」:作品まとめ記事

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

話数全13話+OVA
声優ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン:石川由依
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
クラウディア・ホッジンズ:子安武人
ディートフリート・ブーゲンビリア:木内秀信
ジャンルファンタジー
イチ押しポイント
  • 繊細かつ美しい作画で描かれる切なくも温かいヒューマンドラマ
  • 涙なしでは見られない感動的なエピソードが盛りだくさん
  • 数々の賞を受賞し世界的に人気を集めた名作

戦いしか知らなかった少女が、上官との別れをきっかけに“愛”の意味を知るために手紙の代筆業を始める作品です。複数のエピソードで構成されており、いずれのストーリーも感動的で高い人気を誇ります。

必見すべきは、名作を多数生み出したアニメスタジオ「京都アニメーション」ならではの繊細かつ美しい作画でしょう。キャラクターはもちろん、背景や小物にいたるまで丁寧に描かれており、キャラクターの心情や世界観をしっかり伝えてくれます。

深夜アニメながらも高い評価を受けており、世界的にヒットしました。外伝作品や劇場版も制作されており、海外でも高い評価を受けています。

「泣けるアニメが観たい」と考えている人には、まさにうってつけの作品です。

コードギアス 反逆のルルーシュ

出典:DMM TV

話数第1期:全25話+総集編2話
第2期:全25話
声優ルルーシュ・ランペルージ:福山潤
C.C.:ゆかな
枢木スザク:櫻井孝宏
紅月カレン:小清水亜美
ジャンルSF・ロボット
イチ押しポイント
  • スピーディーな展開とどんでん返しが魅力的なピカレスク・ロマン
  • 多数のキャラクターが織り成す複雑な人間関係が面白い
  • ナイトメア同士の派手なバトルも見もの

強権的な帝国に“反逆”を仕掛ける少年の戦いを描いたロボットアニメです。2000年代を代表する大ヒット作であり、2024年に新作スピンオフが制作されるなど、多くのファンに愛されています。

最大の魅力は先の読めないシナリオです。予想できないどんでん返し・急展開に次ぐ急展開・思わぬ人物の心変わりや裏切りが盛り沢山であり、4クールの尺が気にならないくらい楽しめます。

さまざまなキャラクターが登場する群像劇になっているのも特徴です。複雑な人間関係も見どころであり、後半では意外な人物と共闘したり、逆に敵対したります。

「派手なバトルを楽しめる作品が観たい」「先の展開が読めないストーリーを楽しみたい」と考えている人にピッタリな作品です。

鋼の錬金術師

出典:DMM TV

話数旧作:全51話
リメイク版:全64話
声優エドワード・エルリック:朴璐美
アルフォンス・エルリック:釘宮理恵
ウィンリィ・ロックベル:豊口めぐみ(2003年版)/高本めぐみ(リメイク版)
ロイ・マスタング:大川透(2003年版)/三木眞一郎(リメイク版)
ジャンルファンタジー
イチ押しポイント
  • 2000年代を席巻した伝説のダークファンタジー
  • 生命倫理・人種差別などシビアなテーマを扱った奥深いストーリー
  • オリジナルストーリーの旧作・原作準拠の新作いずれもおすすめ

錬金術が存在する世界を舞台に、錬金術師の兄弟が失った肉体を取り戻す旅を描いた作品です。2000年代を代表するダークファンタジーであり、あまりの人気の高さに実写映画までも制作されました。

原作終了前に製作された旧作(2003年版)と、原作に準拠したリメイク版(2009年版)があり、それぞれ展開や一部キャラクターが異なります。旧作の放送終了後からわずか5年でリメイクされた時点で、その人気の高さがわかるでしょう。

生命倫理や人種差別のような重いテーマを扱っており、オリジナル展開が多い旧作では原作よりシリアスなエピソードが多いです。一方で、人気アニメ制作会社BONESならではの“神作画”が存分に発揮されており、特にリメイク版では、令和アニメにも負けないクオリティのバトルシーンが見られます。

見応えのある作品を楽しみたい人に最適です。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

出典:DMM TV

話数全11話
声優宿海仁太:入野自由
本間芽衣子:茅野愛衣
安城鳴子:戸松遥
松雪集:櫻井孝宏
ジャンル青春
イチ押しポイント
  • 視聴者を号泣させた切なくも感動的な青春ドラマ
  • 丁寧な心情描写と豪華声優陣の熱演は必見
  • 深夜アニメながら異例の大ヒットを記録

深夜アニメながら、良質なストーリーと声優陣の熱演で異例の大ヒットを飛ばした青春アニメです。2011年に放送されたアニメですが、2019年には豪華キャストで実写ドラマになるなど、根強い人気が窺えます。

シナリオは王道ですが、登場人物の心情が繊細かつリアルに描かれており、見応えがあります。また、ポケモンをオマージュしたゲームが登場するなど、平成生まれだからこそ刺さる小ネタも豊富です。

ラストシーンは声優陣の熱演もあり、アニメ史上屈指の名場面としても人気を集めています。さらにEDで声優陣がカバーした「secret base 〜君がくれたもの〜」も世界観にマッチしていると高く評価されました。

ほろ苦くも泣ける青春ドラマが観たいなら、ぜひチェックしておくべき作品でしょう。

Angel Beats!

話数全13話 + 特別編2話
声優音無結弦:神谷浩史
立華かえで:花澤香菜
仲村ゆり:櫻井浩美
日向秀樹:木村良平
ジャンル青春
イチ押しポイント
  • 個性的なキャラクターが織り成す唯一無二の青春ドラマ
  • ほろ苦い切なさが楽しめる良質なシナリオ
  • 笑えるコメディ回もあるのでライト層でも楽しみやすい

死後の世界にある不思議な学園を舞台にした、独特な世界観が魅力の青春アニメです。個性が強過ぎるキャラクターが多く、コメディ回は突拍子のないギャグが満載なので、アニメに見慣れていないライト層でも楽しめます。

登場人物の“生前”のエピソードはいずれもシリアスであり、なかには後味が悪いものもあります。しかし、辛い過去を抱えながら、懸命に前を向いて生きようとする姿に胸を打たれるでしょう。

特に最終回の“卒業式”の場面は、涙なしでは見られません。放送後10年以上経った今でも、多くのファンから愛されています。

個性的な世界観の作品なので、ありきたりな作品に飽きた人におすすめです。

まとめ

この記事では、最近のアニメをつまらないと感じる理由や、おすすめの平成アニメを紹介しました。

「最近のアニメがつまらない」と感じるのは、より“心が動く体験”ができるストーリーを求めているからかもしれません。もし、最近の作品にない面白さを求めるなら、ぜひ平成アニメを視聴してみてください。

平成アニメには、今の作品にはない魅力があります。最近のアニメに飽きているなら、一昔前の懐かしい作品を振り返ってみることで、思わぬ名作に出会えるかもしれません。

以下の記事では、平成アニメの代表作や、平成アニメの配信に強いサブスクを紹介しています。よりおもしろい作品を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

🔗 内部リンク:「平成アニメ 懐かしい」:作品まとめ記事

🔗 内部リンク:「平成アニメ サブスク」

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